はちみつの効能
古代、はちみつを手に入れることができたヒンドゥー教、エジプト、中国、ギリシャ、ローマ人文化は、そのいずれもがそれを医療用に使ってきたようです。
それだけは人は、ちみつの効能を本能的に理解していたのだと思われます。
はちみつの効能1 強い抗菌性
小さい頃、口内炎ができると母親によく「蜂蜜を塗りなさい」と言われたものです。
ただ、塗ってもすぐに舐めとってしまっていましたが・・・
さて、古代文化では、はちみつを傷を覆う薬として使っていたようです。
近代でも、1940年代に抗生物質が台頭するまで一般的な治療法として行われていました。
はちみつは地球上に存在するもっとも強力な抗菌物質のひとつで、細菌や真菌などの微生物を殺す力を持っています。
はちみつは他の糖類と同じように、吸湿性があるため、細菌の上に塗ると、はちみつが細菌の水分を吸い取り、その結果、細菌は縮んで死んでしまいます。
はちみつの脱水作用から逃れえた細菌も、はちみつの酸にやられるか、あるいは水分を吸収する時に生成されるか過酸化水素(殺菌剤、漂白剤としても利用される物質)にやられてしまいます。
また、はちみつは治癒力を高めるのに完璧な湿り気のある環境を作り、新たな細胞を育てます。
(参考:『ハチはなぜ大量死したのか』ローワン・ジェイコブセン著)